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「大雄寺(小諸善光寺)」で関東大震災の慰霊塔を調査

副会長・小林玲子の善光寺表参道日記より、お伝えします。

 

「大雄寺(小諸善光寺)」で関東大震災の慰霊塔を調査

小林玲子


長野郷土史研究会では、会員向けの『関東大震災から100年』の冊子を準備中です。


その本で紹介するのが「大雄寺(小諸善光寺)」の境内に建つ関東大震災の死者の慰霊塔です。6/6 の調査の模様は「信濃の風景 大雄寺」に書きました。


当日、塔に刻まれた文字を写真撮影しましたが、不明な文字がありました。

そこで6/26(月)に再度、寺にお願いをして調査に伺いました。


乾拓の方法で、拓本を取る長野郷土史研究会の小林一郎会長。

大雄寺(小諸善光寺)の関東大震災供養塔を小林一郎が調査

乾拓とは、拓本を取る時、墨汁を使わないで蝋墨または釣鐘墨で摺ることです。

小林会長は、釣鐘墨を使って取りました。釣鐘墨とは、松煙に膠(にかわ)ではなく、蝋(ろう)を混ぜて、釣鐘の扁平な形に固めたもの。水を使わないので、石碑を汚すことはありません。

それによって、肉眼では読めない字を確かめることができました。


「不明な個所があったら、とことん調査する」というのは、小林会長の研究の原点です。

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