絵解き
「絵解き」とは絵の説明をすることで、仏教とともに中国や朝鮮半島から入ってきた伝統文化である。かつてはどこでも行われていたが、近年はほとんど見られなくなった。幸い長野市では、現在もかるかや山西光寺(北石堂町)と往生寺(往生地)で、参詣者に「かるかや道心と石童丸」の物語が常時絵解きされている。
小林玲子の絵解きの活動
長年絵解きの研究をしてきた夫 小林一郎(長野郷土史研究会会長)とともに、途絶えていた絵解きの復興を行っている。台本を夫と共に制作し、各地で口演している。
長野郷土史研究会副会長、長野の絵解きを広める会代表。
最新の情報はブログ 小林玲子の善光寺表参道日記へ
01
「善光寺縁起」の絵解き
善光寺大本願所蔵の「善光寺絵伝」をスライドに撮り、1993年、長野郷土史研究会の例会で初めて絵解きを発表。その後、各地で口演。2000年、長野市北野文芸座で行われた「絵解きフェスティバル in 長野」で、息子 小林雄次と共作の台本「善光寺如来さま御自身が語る善光寺のいわれ」を発表。
写真は、1999年、須坂市光明寺の「善光寺絵伝」による絵解き。
02
「当麻曼陀羅」の絵解き
父松林昇の制作した「当麻曼陀羅」の絵解きを、1994年、長野郷土史研究会の例会で発表。1995年から、長野県東筑摩郡明科町給然寺で毎年11月23日に口演。
写真は、2002年11月、明科町給然寺にて。
03
「涅槃図」の絵解き
1998年、長野市の長谷寺で初めて絵解きをする。同年、ながの東急シェルシェで行われた長谷寺主催の「大いなる物語展」で口演。
1999年、同所で行われた「信濃三十三番観音巡礼展」で口演。
1999年から善光寺の釈迦堂で、3月15日に絵解きしてきた。
写真(左)は、2004年3月、善光寺世尊院釈迦堂にて。
04
「熊野観心十界曼陀羅図」の絵解き
写真は、2011年11月3日、東京都西多摩郡瑞穂町の圓福寺にて(東京都指定有形民俗文化財)。
05
「道元禅師絵伝」の絵解き
長野県千曲市桑原の龍洞院蔵の「道元禅師絵伝」により台本製作。
長野郷土史研究会機関誌「長野」2002年3月号より2003年9月号まで、8回に渡って連載。
写真は、2003年1月、「信濃路の絵解き」かるかや山西光寺にて
06
「平家物語」の絵解き
「絵で読む『平家物語』」を長野郷土史研究会機関誌「長野」193~220号に連載
07
「牛伏寺縁起」の絵解き
1999年、松本市牛伏寺の由来を描いた「牛伏寺縁起」(二幅)の絵解きを復興。
08
「紅葉狩の図」の絵解き
2000年、長野県上水内郡戸隠村大昌寺の「紅葉狩の図」の絵解きを復興。
09
「十王像」の絵解き
2000年、松本市牛伏寺の十王像をはじめとする奥殿(重要文化財収蔵庫)の諸仏の絵解き。
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小林玲子の絵解き
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絵解き「釈迦涅槃図」
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絵解き「道元禅師御絵伝」(方丈堂刊)
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2015年刊 小林一郎・小林玲子著 光竜堂 550円(税込)+郵送料金(140円)
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小林玲子が絵解きする釈迦涅槃図の絵解き台本を掲載。長野で行われている様々な絵解きの現状についても解説しています。
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