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【信濃の風景】大雄寺(小諸善光寺)

更新日:2023年6月7日

小諸市東雲にある大雄寺。小諸善光寺とも呼ばれます。

大雄寺(小諸善光寺)

御本尊は一光三尊阿弥陀如来で、いわゆる善光寺仏となっています。この「銅像阿弥陀如来及両脇侍立像」は長野県宝文化財にも指定されています。


縁起によれば、この御本尊は寛元2年(1244)、仇討ちで有名な曽我兄弟の兄の妾・虎御前と弟の愛婦によって鋳造されたといわれます。その後、佐久の落合新善光寺の御本尊として祀られていました。


戦国の世になり、武田氏の兵火によって伽藍は焼失するも、御本尊は助け出され無事。しかし慶応2年(1867)、新善光寺は大火で焼失してしまいます。ところが、御本尊は江戸への出開帳の際、障害にあって戻ることができず、無事に残っていたのです。


昭和5年(1927)に大雄寺(小諸善光寺)が建立される際、その善光寺仏は改めて御本尊として迎えられることとなりました。


この大雄寺の境内には様々なものがありますが、今回、関東大震災の死者の慰霊塔もあることがわかりました。それがこちら。

大雄寺(小諸善光寺)の関東大震災の死者の慰霊碑

こちらの慰霊塔については、また会員向け小冊子でご紹介します。

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