副会長・小林玲子の善光寺表参道日記より、お伝えします。
善光寺縁起の絵解き&明治・大正時代の芋井の文化
小林玲子
6/24(土)「芋井公民館」(長野市大字桜)の「芋井歴史講座」にお招きいただきました。「芋井の歴史を学ぶ会」と公民館の共催で行われました。会員以外にも地域の方がお集まりになり、45名の参加でした。
前半は私が「善光寺縁起」の絵解きを行いました。小さなお子さん連れのご家族にも、絵解きをお聴きいただきました。お子さんたちも、最後までしっかり聴いてくれました。
後半は夫の小林一郎会長が、大正時代の芋井の文化についてお話ししました。
芋井村は、明治22年(1889)に、上ケ屋・広瀬・入山・桜・鑪・泉平・富田の7村が合併して成立しました。
明治36年に出版された、芋井村を舞台とした小説『むしろ旗』(小林蹴月著)を紹介しました。小林蹴月は、現長野市古牧中村の出身の作家です。
また明治42年に芋井村を舞台にした小説『花魂』(前田曙山著)もあります。
また華道や、俳句、短歌などが活発に行われたと、文化の一端を紹介しました。
アララギ派の歌人、島木赤彦や伊藤佐千夫が来訪しています。
謡曲の本などを出版した信英堂印刷所(東京神田)は、芋井村の出身者が2代にわたって経営したと、お話しました。
芋井地区の皆様、熱心にお聴きいただき、ありがとうございました。大変お世話さまになりました。