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明治時代、善光寺仁王門の写真

本日の信濃毎日新聞に、以下のような記事が出ていました。



1891(明治24)年に焼失した善光寺の仁王門の写真が発見されました。

元松代藩士で、明治時代に名古屋市で写真館を開いていた宮下欽が撮影したものとみられ、子孫が保管していたそうです。

写真を見ると、「明治八年写」という文字も書かれています。


記事では、この時代の善光寺の写真資料は大変珍しいものとして紹介していますが、実は今回と同じものと思われる仁王門の写真は、出版物として残されています。


1904(明治37)年に出版された、岩井熊蔵『長野繁盛記』です。

『長野繫盛記』の善光寺の仁王門の写真

(小林一郎会長が制作に参加した、信州地域史料アーカイブ の『長野繁盛記 (adeac.jp)』より)


いつ撮影されたものかはわかりませんが、善光寺の旧仁王門ということで、焼失前のものとみられます。


『長野繁盛記』は善光寺などの名所や商店などを紹介した本で、他にも当時の写真が多く掲載された貴重な史料です。


上記リンクよりオンラインで閲覧することができますので、どうぞご覧ください。

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